益子秋の陶器市
今月のはじめに益子に行ってきました。
友達のご両親が益子に窯をもっているので、
かねがね訪れたいと思っていたのです。

益子へは2度目で、高校生の時に益子焼き体験をした事があり、
冷たい土の感触を今でもよく覚えています。
その時に買った不思議なお碗を今でも大切にしていて、
高台を下にして置くと真顔なんですが、
高台を上にひっくり返すと髭の生えた人の笑顔が現れる
微妙な仕掛けが絵付けされた取手付きのお碗はよく食卓にのぼります。
今考えると、自分のために初めて買った食器なんじゃないかと思います。

一緒に行った友達夫婦には小さな男の子がいて、
見る度にぐんぐん大きくなっています。
とっても可愛くて、益子に向かう長い車中も
彼の一挙一動を見ているだけで飽きず、すごく楽しかった。

益子の大通りに着くとすごい人で賑わっていました。
通りにはたくさんのテントや露店が出ていて、
そぞろ歩く人で沿道は埋め尽くされていました。
 
露店やお店の裏路地。    益子はとても趣のある町。

早速友達のご両親のテントに案内してもらって、
古道具を柱にしたお手製の棚にずらりと並ぶ器を見せてもらいました。
どれも素朴で、でも洗練されていてすごく素敵!
じっくり悩みながら家に合う器を選ぶ。
お茶碗や湯飲みや片口など2つずつ揃えました。
普段では考えられないお値段で買えるのも陶器市のいいところ。

それからお昼を食べにJAMU LOUNGEへ。
ここは友達夫婦が結婚式を挙げた場所。
地元にこんなカフェがあるなんてうらやましい。
古民家と納屋を改装した居心地の良いカフェです。
自然食のランチもすごく美味しかった。
 おみそ汁がグラスに入ってる!

ランチの後は広い広い陶器市会場を散策。
友達はいろんなところから声をかけられていて、
他人事ながら地元のあたたかさを感じました。
陶器の他に木製品や植木やアンティークや飲食など
いろんなテントがあり、1日中楽しめます。
いや、1日ではくまなく周りきれないかも。
着いてすぐに食器を一式揃えてしまいましたが、
友達のご両親のつくる器はやっぱり一番素敵だと思いました。
 
茅葺き屋根の藍染め工房の様子。   藍の匂いがたちこめています。
 
工房の奥には天然綿と染道具がありました。 藍染め製品もあります。

早々と日が暮れた後はSTARNET ARKへ。
会期中という事もあってすごく混んでいましたが、
衣食住に関する選りすぐりのものが並んでいて見応えがありました。
それから丘の上にある ZONE RECODE にも寄って
作家さんの制作の様子やこだわりを聞く事ができて興味深かったです。
閉館時間を過ぎていたので、今回は寄れなかったけれど、
RECODEの野草茶寮という薬草茶屋もすごく気になりました。

そしてやっと入れた雰囲気の良いARKのカフェの食事も美味しかった。
昼、夜と体に良いものを食べて、おいしい空気を吸い込んで
体の中がさっぱりきれいになった気がしました。
辺り一面真っ暗な夜、星がくっきりと輝いていました。

益子を満喫した後は友達のお父さんに少し離れた駅まで車で送ってもらい、
そこから乗り継いで、今時珍しい駅弁を広げたくなるような対面式の座席が並ぶ
懐かしい車体のローカル電車に乗り込みました。
ずっしり重い器たちを隣に乗せて相手の話が聞こえないほど軋む電車に揺られながら
こっそり新聞紙の包みを開けて、一日を振り返りました。
今は、この器に何を盛ろうか献立を考えるのが毎日の楽しみとなっています。


text by : yuki
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